『改訂正文遺韻』について

『改訂正文遺韻』

これまでの歴史

『正文遺韻』は昭和12年(1937)山名大教会より出版されて以来、再版を繰り返してきた天理教における長期的なベストセラーと言えます。

絶版と再版の記録

①昭和12年『正文遺韻』山名大教会発行 絶版 ~山名大教会初代会長20年祭記念出版

②昭和22・23年『諸井政一集』〈前篇・後篇〉天理教道友社発行 絶版

③昭和28年『改訂正文遺韻』天理教道友社発行 絶版

④昭和45年『正文遺韻抄』天理教道友社発行 現在も書店で購入できます ※昭和22・23年の『諸井政一集』をまとめて出されたもの

⑤平成26年『改訂正文遺韻』山名大教会史料部

現在購入可能な書籍

④と⑤です。

④『正文遺韻抄』は、おやさと書店にて

⑤『改訂正文遺韻』は、天理教山名大教会信者詰所にて

現在購入可能です。(平成30年7月2日現在)

 

著者 諸井政一

諸井国三郎の長男として明治10年(1877)1月28日出生。

父から「お道をやるならおぢばへ、商人になるなら横浜、官吏になるなら東京へやる」との言葉から「お道をやらせていただきます」と答え、明治21年(1888)12歳からおぢばに住み込み、明治36年(1903)に27歳という若さで出直します。

政一氏は向学心から当時おやしきに詰めておられたおやさまの直弟子(辻忠作や高井猶吉ら)より聞いた話や、記録などを書き留められました。

おそらく書き残されていたものは備忘録として記していたもので、出版する意図はなかったものと、初版の序には記されています。

『正文遺韻』とは、諸井政一氏の遺稿集であります。

主な内容について

その『正文遺韻』の内容は、教祖のみちすがら、教理文書、「おふでさき」「みかぐらうた」の釈義、教祖の逸話、日記、その他にも数多くの記録が収録されています。

また現在『信者の栞』に掲載されている「親神様の御守護」「かしもの・かりもの」「八つのほこり」「誠真実」は、『改訂正文遺韻』152頁「教の理」を基にして作成されています。

ちなみに、この「教の理」は、明治30年頃、御話の稽古として、当時、遠州に居た11才の妹、ろく子に書き送ったもので、故人が21才の時のものであります。

このように『正文遺韻』は、教祖時代を学ぶうえに必須の著書と言えるでしょう。