「おふでさき」第17号 -資料集-

 

「おふでさき」第17

冒頭の各項目は『おふでさきのしおり』を参考に記述しています。

1.御執筆開始年月

明治十五年推定

2.お歌数

75首

3.特徴

かんろだい一条について述べられている

4.要点

①かんろだいとぢば 1~10

②つとめ成就と人的要件 11~16

③身上に現れることによる胸の掃除の促進 17~20

④陽気づくめへの道の曙光 21~24

⑤ざんねんのはらし方とその時期の到来 25~33

⑥かんろだいの意義とその取払に対するざんねん 34~47

⑦子供可愛い親心と、たすけつとめによる珍しいたすけの証拠づくり 48~55

⑧かんろだい取払による月日ざんねんのかへしと埃心の掃除 56〜75

 5.内容

第十七号

いまゝでハなんのみちやらしれなんだ 
けふからさきハみちがわかるで (17–1)

このみちハどふゆう事にをもうかな 
かんろふたいのいちじよの事 (17–2)

このだいをどふゆう事にをもている 
これハにほんの一のたからや (17–3)

これをばななんとをもふてみなのもの 
このもとなるをたれしろまい (17–4)

このたびハこのもとなるをしんぢつに 
とふぞせかいゑみなをしへたい (17–5)

このもとハいさなきいゝといざなみの 
みのうちよりのほんまんなかや (17–6)

そのとこでせかいぢううのにんけんわ 
みなそのぢばではじめかけたで (17–7)

そのぢばハせかい一れつとこまても 
これハにほんのこきよなるぞや (17–8)

にんけんをはじめかけたるしよこふに 
かんろふたいをすゑてをくぞや (17–9)

このたいがみなそろいさいしたならば 
どんな事をがかなハんでなし (17–10)

それまでにせかいぢううをとこまでも 
むねのそふぢをせねばならんで (17–11)

このそふぢとこにへだてハないほとに 
月日みハけているとをもゑよ (17–12)

月日にハどんなところにいるものも 
心しだいにみなうけとるで (17–13)

いまゝでハとんな心でいたるとも 
いちやのまにも心いれかゑ (17–14)

しんぢつに心すきやかいれかゑば 
それも月日がすぐにうけとる (17–15)

月日にハせかいぢううハみなわが子 
かハいいゝばいこれが一ちよ (17–16)

いまゝでハどんなものでもむねのうち 
しりたるものわさらにあるまい (17–17)

このたびハとんなところにいるものも 
むねのうちをばみなゆてきかす (17–18)

これまでハかへひとよにてへたてたら 
なにをゆうても一寸もしろまい (17–19)

けふからハよこめふるまもないほどに 
ゆめみたよふになにをするやら (17–20)

いまゝでの月日ざねんとゆうものわ 
なか/\一寸の事でないぞや (17–21)

けふまでハなにもしらすにいたけれど 
さあみへてきたゑらいほんみち (17–22)

このみちをはやくみとふてせきこんだ 
さあこれからハよふきつくめや (17–23)

このはなしどふゆう事にをもうかな 
ふでのさきがなみへてきたなら (17–24)

いまゝでハとのよな事もきいていた 
このたびこそわざねんはらすで (17–25)

このはらしとふゆう事にをもうかな 
なんどきどこでしりぞくやらな (17–26)

これまでのながいどふちうこのざねん 
一寸の事でハないとをもゑよ (17–27)

これからハこのかやしをばするほとに 
みな一れつハしよちしていよ (17–28)

せかいぢうどこのものとハゆハんてな 
月日しいかりみな見ているで (17–29)

どのよふな事をゆうてもをもふても 
月日しらんとゆう事ハない (17–30)

このさきわどよな事をするにもな 
月日さきゑとことわりてをく (17–31)

これからハ月日ざんねんでたならば 
とのよな事があるやしれんで (17–32)

けふの日ハどのよな事もつんできた 
神のさんねんはらすみていよ (17–33)

いまゝでハこのよはしめたにんけんの 
もとなるぢばわたれもしらんで (17–34)

このたびハこのしんちつをせかへちうゑ 
どふぞしいかりをしゑたいから(17–35)

それゆへにかんろふたいをはじめたわ 
ほんもとなるのところなるのや(17–36)

こんな事はじめかけるとゆうのもな 
せかいぢううをたすけたいから(17–37)

それをばななにもしらさるこ共にな 
とりはらハれたこのさねんわな(17–38)

しかときけこのさきなるハとのよふな 
かやしあるやらこれしれんでな(17–39)

月日よりこのざんねんとゆうのわな 
なか/\一寸の事でないぞや(17–40)

かやしても一寸の事とハをもうなよ 
どんな事をば月日するやら(17–41)

このはなしなんとをもうぞみなのもの 
神のざんねんゑらい事やで(17–42)

いまゝでハどのよなみちもたん/\と 
とふりぬけてわきたるなれども(17–43)

もちいとのこくけんきたらんそれゆへに 
ちいとしていた事てあれとも(17–44)

けふの日ハもふぢうふんにつんてきた 
こくけんきたらすぐにかやすで (17–45)

この日ハないつの事やとをもている 
廿六日がきたる事なら (17–46)

それからハなんてもかてもしんちつの 
心それ/\みなあらわすで (17–47)

こんな事なんでゆうやとをもうなよ 
かハいあまりてゆう事やでな (17–48)

月日にハせかいちううのこどもわな 
かハいばかりをふもているから (17–49)

それゆへにせかいちううをどこまても 
むねのそふぢをしたいゆへから (17–50)

このそふぢどふゆう事にをもている 
たすけばかりをふもているから (17–51)

たすけでもあしきなをするまてやない 
めづらしたすけをもているから (17–52)

このたすけどふゆう事にをもうかな 
やますしなすによハりなきよに (17–53)

こんな事いまゝでどこにない事や 
このしよこふをしらしたさやで (17–54)

これまてハどこたつねてもない事や 
このたび神がはじめたさやで (17–55)

けふまでハとんなみちやらしれなんだ 
これからさきハみちをしらする (17–56)

このみちハどふゆう事にをもうかな 
月日ざんねんいちじよの事 (17–57)

このざねんなにの事やとをもうかな 
かんろふ大が一のざんねん (17–58)

このざねん一寸の事でハないほどに 
どんなかやしを月日するやら (17–59)

どのよふな事がありてもうらみなよ 
みなめゑ/\にしてをいたのや (17–60)

このさきハせかへぢううハとこまでも 
高山にてもたにそこまでも (17–61)

これからハせかい一れつたん/\と 
むねのそふちをするとをもへよ (17–62)

このそふぢなんとをもうぞみなのもの 
神の心をたれもしろまい (17–63)

月日にハどんなざねんがあるとても 
いまゝでぢいとみゆるしていた (17–64)

さあけふハ日もぢうふんにつんできた 
なんてもかやしせずにいられん (17–65)

このかやしなにの事やとをもている 
神のさんねんばかりなるぞや (17–66)

このざねん一寸の事とハをもうなよ 
つもりかさなりゆへの事やで (17–67)

月日にハせかいぢううハみなハが子 
かハいゝばいをもていれども (17–68)

それしらすみな一れつハめへ/\に 
ほこりばかりをしやんしている (17–69)

この心神のざんねんをもてくれ 
どふむなんともゆうにゆハれん (17–70)

いまゝでのよふなる事ハゆハんでな 
これからさきハさとりばかりや (17–71)

このさきハなにをゆうやらしれんでな 
どふぞしかりしやんしてくれ(17–72)

さと/\たをと/\びよさま/\ (17–73)

このはなしあいづたてやいてたならば 
なにゝついてもみなこのとふり (17–74)

これをはな一れつ心しやんたのむで (17–75)