「おふでさき」第3号 -資料集-

「おふでさき」第3号

冒頭の各項目は『おふでさきのしおり』を参考に記述しています。

1.御執筆開始年月

明治七年一月

2.お歌数

149首

3.特徴

外観 第二号との間に五年間の隔がある
内容 埃の掃除

4.要点

①屋敷の掃除、胸の澄まし方とおつとめの人衆揃え 1~14

②元初まりの守護と教祖 15~18

③心を澄まして教祖を信ぜよ 19~27

④心の澄まし方(思案の仕方、悟り方) 28~39

⑤身上貸物借物とたすけ一条 40~47

⑥おつとめと人衆揃えの急き込み及びその為の胸の掃除
(高
山、用木、しんばしら、神と上、にほんとから) 48~91

⑦身上と埃、定命 92~100

⑧そばなるものの埃の掃除とかんろだい 101~119

⑨高山と谷底(等しく親神の子) 120~127

⑩よふぼくを寄せる模様 128~134

⑪身上とてびき 135~139

⑫ほこりの掃除による事情治め(高山とよふぼく、立毛の守護、むほんのね) 140~149

5.内容

第三号 七十七才老女 明治七戌年一月ヨリ 

このたびハもんのうちよりたちものを
はやくいそいでとりはらいせよ (3-1)

すきやかにそふぢしたてた事ならば
なハむねいそぎたのみいるそや (3-2)

しんぢつにそふぢをしたるそのゝちハ
神一ぢよで心いさむる (3-3)

だん/\とせかいの心いさむなら
これがにほんのをさまりとなる (3-4)

いまゝでハなによの事もハかりない
これからみゑるふしぎあいづが (3-5)

こんものにむりにこいとハゆうでなし
つきくるならばいつまでもよし (3-6)

これからハ水にたとゑてはなしする
すむとにごりでさとりとるなり (3-7)

しんぢつに神の心のせきこみわ
しんのはしらをはやくいれたい (3-8)

このはしらはやくいれよとをもへども
にごりの水でところわからん (3-9)

この水をはやくすまするもよふだて
すいのとすなにかけてすませよ (3-10)

このすいのどこにあるやとをもうなよ
むねとくちとがすなとすいのや (3-11)

このはなしすみやかさとりついたなら
そのまゝいれるしんのはしらを (3-12)

はしらさいしいかりいれた事ならば
このよたしかにをさまりがつく (3-13)

このはなしさとりばかりであるほどに
これさとりたらしよこだめしや (3-14)

このよふのにんけんはじめもとの神
たれもしりたるものハあるまい (3-15)

どろうみのなかよりしゆごふをしへかけ
それがたん/\さかんなるぞや (3-16)

このたびハたすけ一ぢよをしゑるも
これもない事はしめかけるで (3-17)

いまゝでにない事はじめかけるのわ
もとこしらゑた神であるから (3-18)

にち/\に神のはなしがやま/\と
つかゑてあれどとくにとかれん (3-19)

なにゝてもとかれん事ハないけれど
心すましてきくものハない (3-20)

すみやかに心すましてきくならば
よろづのはなしみなときゝかす (3-21)

このよふのたしかためしかかけてある
これにまちがいないとをもゑよ (3-22)

このためしすみやかみゑた事ならば
いかなはなしもみなまことやで (3-23)

なにもかもいかなはなしもとくほどに
なにをゆうてもうそとをもうな (3-24)

めへにめん神のゆう事なす事わ
なにをするとも一寸にしれまい (3-25)

はや/\とみへるはなしであるほどに
これがたしかなしよこなるぞや (3-26)

これをみてなにをきいてもたのしめよ
いかなはなしもみなこのどふり (3-27)

人のものかりたるならばりかいるで
はやくへんさいれゑをゆうなり (3-28)

子のよなきをもふ心ハちがうでな
こがなくでな神のくときや (3-29)

はや/\と神がしらしてやるほどに
いかな事でもしかときゝわけ (3-30)

をや/\の心ちがいのないよふに
はやくしやんをするがよいぞや (3-31)

しんぢつに人をたすける心なら
神のくときハなにもないぞや (3-32)

めへ/\にいまさいよくばよき事と
をもふ心ハみなちがうでな (3-33)

てがけからいかなをふみちとふりても
すゑのほそみちみゑてないから (3-34)

にんけんハあざないものであるからに
すゑのみちすじさらにわからん (3-35)

いまの事なにもゆうでハないほどに
さきのをふくハんみちがみへるで (3-36)

いまのみちいかなみちでもなけくなよ
さきのほんみちたのしゆでいよ (3-37)

しんぢつにたすけ一ぢよの心なら
なにゆハいでもしかとうけとる (3-38)

口さきのついしよはかりハいらんもの
しんの心にまことあるなら (3-39)

たん/\となに事にてもこのよふわ
神のからだやしやんしてみよ (3-40)

にんけんハみな/\神のかしものや
なんとをもふてつこているやら (3-41)

ことしにハめつらし事をはじめかけ
いまゝでしらぬ事をするぞや (3-42)

いまゝでハなによの事もせかいなみ
これからわかるむねのうちより (3-43)

このたびハたすけ一ちよにかゝるのも
わがみのためしかゝりたるうゑ (3-44)

たすけでもをかみきとふでいくてなし
うかがいたてゝいくでなけれど (3-45)

このところよろつの事をときゝかす
神いちじよでむねのうちより (3-46)

わかるよふむねのうちよりしやんせよ
人たすけたらわがみたすかる (3-47)

高山ハせかい一れつをもうよふ
まゝにすれともさきハみゑんで (3-48)

だん/\とをふくよせたるこのたちき
よふほくになるものハないぞや (3-49)

いかなきもをふくよせてハあるけれど
いがみかゞみハこれわかなハん (3-50)

せかいぢうむねのうちよりしんばしら
神のせきこみはやくみせたい (3-51)

せかいぢうむねのうちよりこのそふぢ
神がほふけやしかとみでいよ (3-52)

これからハ神がをもていあらわれて
山いかゝりてそふちするぞや (3-53)

いちれつに神がそうちをするならば
心いさんてよふきつくめや (3-54)

なにもかも神がひきうけするからハ
どんな事でもぢうよぢさを (3-55)

このたびハうちをふさめるしんばしら
はやくいれたい水をすまして (3-56)

高山のしんのはしらハとふじんや
これが大一神のりいふく (3-57)

上たるハだん/\せかいまゝにする
神のざんねんなんとをもうぞ (3-58)

いまゝでハなにをゆうてもみへてない
もふこのたびハせへつうがきた (3-59)

これからハよふきづとめにまたかゝる
なんの事やら一寸にしれまい (3-60)

今までもしりてはなしてはなしとも
といてあれどもなんの事やら (3-61)

これまでハいかなはなしをといたとて
ひがきたらんでみへてないぞや (3-62)

これからわもふせへつうがきたるから
ゆへばそのまゝみへてくるぞや (3-63)

しかときけ三六二五のくれやいに
むねのそふぢを神がするぞや (3-64)

しやんせよなんぼすんだる水やとて
とろをいれたらにごる事なり (3-65)

にごり水はやくすまさん事にてわ
しんのはしらのいれよふがない (3-66)

はしらさいはやくいれたる事ならば
まつたいしかとをさまりがつく (3-67)

このよふをはじめた神のしんぢつを
といてきかするうそとをもうな (3-68)

いまゝでもしんがくこふきあるけれど
もとをしりたるものハないぞや (3-69)

そのはづやどろうみなかのみちすがら
しりたるものハないはづの事 (3-70)

これまでハこのよはじめてない事を
たん/\といてきかす事なり (3-71)

なにもかもない事はかりとくけれど
これにまちごた事ハないぞや (3-72)

十一に九がなくなりてしんわすれ
正月廿六日をまつ (3-73)

このあいだしんもつきくるよくハすれ
にんぢうそろふてつとめこしらゑ (3-74)

にち/\に神の心のせきこみハ
ぢうよじざいをはやくみせたい (3-75)

これからハにんぢうそろをてつとめする
これでたしかににほんをさまる (3-76)

しんぢつにたすけ一ぢよてあるからに
なにもこわみハさらにないぞや (3-77)

なにもかもたすけ一ぢよとめるなら
神のさんねんみにさハりつく (3-78)

しやんせよ万たすけのこのもよふ
にんけんハざとさらにをもうな (3-79)

いまゝでハなにかよろづがハからいで
みなにんけんの心ばかりで (3-80)

これからハ神の心と上たるの
心と心のひきやハせする (3-81)

このはなし一寸の事やとをもうなよ
神がしんぢつみかねたるゆへ (3-82)

これからハ神のちからと上たるの
ちからくらべをするとをもへよ (3-83)

いかほどのごふてきあらばだしてみよ
神のほふにもばいのちからを (3-84)

しんぢつの神がをもていでるからハ
いかなもよふもするとをもゑよ (3-85)

いまゝでハからがにほんをまゝにした
神のざんねんなんとしよやら (3-86)

このさきハにほんがからをまゝにする
みな一れつハしよちしていよ (3-87)

をなじきのねへとゑだとの事ならバ
ゑたハをれくるねハさかいでる (3-88)

いまゝでわからハゑらいとゆうたれど
これからさきハをれるはかりや (3-89)

にほんみよちいさいよふにをもたれど
ねがあらハればをそれいるぞや (3-90)

このちからにんけんハさとをもハれん
神のちからやこれハかなわん (3-91)

このよふハにぎハしくらしいるけれど
もとをしりたるものハないので (3-92)

このもとをくハしくしりた事ならバ
やまいのをこる事わないのに (3-93)

なにもかもしらずにくらすこの子共
神のめへにハいぢらき事 (3-94)

なにゝてもやまいとゆうてさらになし
心ちがいのみちがあるから (3-95)

このみちハをしいほしいとかハいと
よくとこふまんこれがほこりや (3-96)

このよふのにんけんハみな神のこや
神のゆう事しかときゝわけ (3-97)

ほこりさいすきやかはろた事ならば
あとハめづらしたすけするぞや (3-98)

しんぢつの心しだいのこのたすけ
やますしなずによハりなきよふ (3-99)

このたすけ百十五才ぢよみよと
さだめつけたい神の一ぢよ (3-100)

にち/\に神の心のせきこみを
そばなるものハなんとをもてる (3-101)

上たるをこわいとをもていすみいる
神のせきこみこわみないぞや (3-102)

むねあしくこれをやまいとをもうなよ
神のせきこみつかゑたるゆへ (3-103)

たん/\と神の心とゆうものわ
ふしぎあらハしたすけせきこむ (3-104)

このふしきなんの事やとをもている
ほこりはろふてそふぢしたてる (3-105)

あとなるにはやくはしらをいれたなら
これでこのよのさだめつくなり (3-106)

このはなしはやくみへたる事ならば
いかなものでもみなとくしんせ (3-107)

いまゝでハしよこためしとゆへあれど
かんろふだいもなんの事やら (3-108)

このものを四ねんいせんにむかいとり
神がだきしめこれがしよこや (3-109)

しんぢつにはやくかやするもよふたて
神のせきこみこれがたい一 (3-110)

これまでハぢうよじざいとまゝとけど
なにもみへたる事わなけれど (3-111)

これからハいかなはなしもときをいて
それみゑたならじうよぢざいや (3-112)

いまゝでの事ハなんにもゆてくれな
廿六日にはじめかけるで (3-113)

これからハせかいの心いさめかけ
にほんをさめるもよふするぞや (3-114)

にんけんの心とゆうハあざのふて
みへたる事をばかりゆうなり (3-115)

これからハない事ばかりといてをく
これからさきをたしかみていよ (3-116)

どのよふな事もたん/\ゆいかける
みへたる事ハさらにゆハんで (3-117)

このよふをはじめた神のしんばしら
はやくつけたい神の一ぢよ (3-118)

めへにめん神のゆう事なす事を
たん/\きいてしやんしてみよ (3-119)

いまのみち上のまゝやとをもている
心ちがうで神のまゝなり (3-120)

上たるハせかいぢううをまゝにする
神のざんねんこれをしらんか (3-121)

これまでハよろづせかいハ上のまゝ
もふこれからハもんくかハるぞ (3-122)

このよふをはじめてからハなにもかも
といてきかした事ハないので (3-123)

上たるハせかいぢううをハがまゝに
をもているのハ心ちかうで (3-124)

高山にそだつる木もたにそこに
そたつる木もみなをなじ事 (3-125)

にんけんハみな/\神のかしものや
神のぢうよふこれをしらんか (3-126)

いちれつハみな/\わがみきをつけよ
神がなんどきとこへいくやら (3-127)

一寸はなし神の心のせきこみハ
よふぼくよせるもよふばかりを (3-128)

たん/\とをふくたちきもあるけれど
どれがよふほくなるしれまい (3-129)

よふぼくも一寸の事でハないほどに
をふくよふきがほしい事から (3-130)

にち/\によふほくにてわていりする
どこがあしきとさらにをもうな (3-131)

をなじきもたん/\ていりするもあり
そのまゝこかすきいもあるなり (3-132)

いかなるのぢうよじざいのこのためし
ほかなるとこでさらにせんぞや (3-133)

いまゝでもためしとゆうてといたれど
もふこのたびハためしをさめや (3-134)

たん/\となに事にてもこのよふわ
神のからだやしやんしてみよ (3-135)

このたびハ神がをもていでゝるから
よろづの事をみなをしへるで (3-136)

めへ/\のみのうちよりのかりものを
しらずにいてハなにもわからん (3-137)

しやんせよやまいとゆうてさらになし
神のみちをせいけんなるぞや (3-138)

一寸したるめへのあしくもできものや
のぼせいたみハ神のてびきや (3-139)

いまゝでハ高い山やとゆうたとて
よふほくみへた事ハなけれど (3-140)

このさきハ高山にてもたん/\と
よふぼくみだすもよふするぞや (3-141)

いちれつにはやくたすけるこのもよふ
上下ともに心いさめで (3-142)

にち/\にせかいの心いさむなら
ものゝりうけハみないさみでる (3-143)

なにゝてもたすけ一ちよであるからに
むほんねへをはやくきりたい (3-144)

いまのみちほこりだらけであるからに
ほふけをもちてそうぢふしたて (3-145)

あとなるハみちハひろくでごもくなし
いくたりなりとつれてとふれよ (3-146)

二二の二の五つにはなしかけ
よろついんねんみなときゝかす (3-147)

高山のせきゝよきいてしんしつの
神のはなしをきいてしやんせ (3-148)

にち/\に神のはなしをたん/\と
きいてたのしめこふきなるぞや (3-149)