「おふでさき」第8号 -資料集-

「おふでさき」第8号

冒頭の各項目は『おふでさきのしおり』を参考に記述しています。

1.御執筆開始年月

明治八年五月

2.お歌数

88首

3.特徴

教祖を信ぜよ、人間創造の親神、月日のやしろたる事を疑うな、との事を繰り返し強調されている

4.要点

①教祖のお話は月日のお話、なされる事は月日の業 1~10

②月日と教祖の立場に対する人間思案 11~17

③このよはじめたしんちつを信ぜよ 18~24

④つとめ場所とよのよふのほん元 25~27

⑤をびやほうそと自由自在の守護 28~34

⑥つとめ場所の理 35~36

⑦教祖のをやたるの理とまこと 37~44

⑧たすけ一条、をや、ぢばの相関性 45~50

⑨一れつの親である月日のたすけとざんねん、りいふく 51~62

⑩さしとめ、取払いとそのはらし 63~69

⑪教祖の立場を信ぜよ 70~77

⑫ぢきもつ、かんろだい、ぢば 78~88

 5.内容

第八号 七十八年老母 明治八年貮月

にち/\に月日さんねん山/\と
つもりてあるをはらしたいから (8-1)

このはなし月日をもわくだん/\と
なにかよろづのたすけなるのわ (8-2)

しんちつの心したいにとのよふな
つとめするのもみなたすけやで (8-3)

月日にハせかいぢうゝハみなわが子
たすけたいとの心ばかりで (8-4)

そのところさしとめられてさんねんな
まだそのゝちハとりはらいまで (8-5)

それゆへにたすけづとめがでけんから
月日の心なんとさんねん (8-6)

つとめでも月日たん/\てをふしゑ
にんけんなるの心でわない (8-7)

とのよふな事をするのもにんけんの
心あるとハさらにをもうな (8-8)

このところいかなはなしも月日なり
どんなもよふもみな月日やで (8-9)

いかなるのさハりついてもにんけんの
心わさらにあるとをもうな (8-10)

このよふをはじめだしたる月日なら
どんな事でもしらぬ事なし (8-11)

せかいぢう一れつなるのむねのうち
月日のほふゑみなうつるなり (8-12)

それしらすみなにんけんの心とて
わがみしやんをばかりをもふて (8-13)

このさきハみなだん/\としんぢつの
みちをふしゑる事であるから (8-14)

このよふのはじまりだしハ月日なり
なにかいさいをみなをしゑかけ (8-15)

それまでハたれかしりたるものハなし
なにか月日のしやんばかりで (8-16)

けふまでもなによの事も月日やと
ゆうてあれどもまだわからんで (8-17)

しかときけこのよはじめたしんちつと
ゆうてはなしハといてあれども (8-18)

せかいにハたれかしりたるものハなし
なにをゆうてもハかりがたない (8-19)

そのはづやこのよはじめてない事を
たん/\くどきばかりなるから (8-20)

このよふのはじまりだしのしんぢつを
しらしてをかん事にをいてわ (8-21)

いまゝてもたすけ一ぢよとまゝとけど
ほんしんぢつをしらぬ事から (8-22)

どのよふな事でも月日ゆう事や
これしんぢつとをもてきくなら (8-23)

どのよふな事もたん/\ゆてきかす
これをまことゝをもてきゝハけ (8-24)

このよふのほん元なるとゆうのハな
このところよりほかにあるまい (8-25)

このはなしどふゆう事にをもうかな
どふゆはなしもみなしたいから (8-26)

このよふをはじめだしたるしんぢつを
みな一れつハしよちせゑねば (8-27)

どのよふなたすけするにも人なみの
よふなる事ハゆうでないから (8-28)

いまゝてにみへたる事やある事わ
そんな事をハゆうでないそや (8-29)

これまてにない事ばかりゆてきかし
しんぢつよりのたすけするそや (8-30)

このたすけどふゆう事にをもうかな
ほふそせんよのまむりこしらゑ (8-31)

またたすけをひやぢうよふいつなりと
のばしなりともはやめなりとも (8-32)

こらほとのぢうよじさいをゆうのもな
よいなる事とさらにをもうな (8-33)

月日にハたいて心ハつくせとも
せかいぢううハまだせかいなみ (8-34)

このよふをはじめたしたるほんしんを
ゆうてきかさん事にをいてわ (8-35)

このところつとめばしよハにんけんを
はじめだしたるところなるそや (8-36)

にんけんをはじめたしたるこのをやハ
そんめゑでいるこれがまことや (8-37)

このはなしこれをまことにをもうもの
どこのものでもさらにあるまい (8-38)

このよふなない事ばかりゆうのハな
これがしんぢつみなまことやで (8-39)

いまゝでもないせかいをばはじめたハ
しらぬ事をばをしゑはじめて (8-40)

このたびもまたない事やしらぬ事
ばかりゆううてまたをしへかけ (8-41)

どのよふなものでもしらぬ事ばかり
これをふしへる月日をもわく (8-42)

月日にハたん/\しらぬ事ばかり
なにもをしへてせかいたすける (8-43)

こらほどにをもう月日のしんばいを
せかいのものハなにもしらずに (8-44)

心さい月日しんぢつうけとれば
どんなたすけもみなうけやうで (8-45)

とのよふなたすけとゆうもしんちつの
をやがいるから月日ゆうのや (8-46)

この月日もとなるぢばや元なるの
いんねんあるでちうよぢさいを (8-47)

このはなしなんでこのよにくどいなら
たすけ一ぢようけやうのもと (8-48)

このもとハとこをたづねてみたるとも
しりたるものハさらにあるまい (8-49)

そのはづや月日たいない入こんで
はなしするのハいまはじめやで (8-50)

このせかい一れつみゑる月日なら
とこの事でもしらぬ事なし (8-51)

月日よりみなそれ/\とみさだめて
善とあくとをみハけするぞや (8-52)

月日よりなんでこのよにくどいなら
あしきみへるがきのどくなから (8-53)

たん/\とをんかかさなりそのゆへハ
きゆばとみへるみちがあるから (8-54)

とのよふなものでも月日しんぢつを
うけとりたならみなたすけるで (8-55)

いまゝでハどんなはなしをしたるとも
なにもみゑたる事ハなけれど (8-56)

これまてもみなみへきたる事なれど
ほんもとなるをしらん事から (8-57)

かみなりもぢしんをふかぜ水つきも
これわ月日のざねんりいふく (8-58)

この事をいまゝでたれもしらんから
このたび月日さきゑしらする (8-59)

月日にハみな一れつハわが子なり
かハいゝばいをもていれとも (8-60)

一れつハみなめへ/\のむねのうち
ほこりいゝばいつもりあるから (8-61)

このほこりすきやかそふぢせん事に
月日いかほどをもふたるとて (8-62)

月日よりこわきあふなきみちすじを
あんぢていれどめへ/\しらすに (8-63)

とのよふなたかいところとゆうたとて
月日のたあにみなわがこやで (8-64)

それしらずをやのする事さしとめて
またとりはろてこれハいかゞぞ (8-65)

月日にハいまゝでどんな事やとて
あらわれでたる事わなけれど (8-66)

このたびハむねのうちよりすきやかに
はらさん事にあとのもよふを (8-67)

このあとハとのよなものも一れつに
たすけたいとのしゆだんはかりを (8-68)

このさきハたすけ一ぢよにかゝりたら
どのよなものもいさむばかりや (8-69)

なに事も月日一どふゆうた事
ちがいそふなる事わないぞや (8-70)

いまゝてもあくどいほともといてある
なれと心にわかりないから (8-71)

しかときけをなじにんけんなるよふに
をもているのハこれハちがうで (8-72)

どのよふな事をふしへてかゝるのも
もとなるをやてなくばいかんで (8-73)

いまゝてもなにをふしへてきたるのも
みなこのどふりはじめかけたで (8-74)

にんけんをはじめたをやがも一にん
どこにあるならたつねいてみよ (8-75)

このよふなしらぬ事をばだん/\と
ゆうていれどもこれがまことや (8-76)

にち/\にしらぬ事をやない事を
これをしへるが月日たのしみ (8-77)

このよふのにんけんはじめをやなるに
天のあたゑハあるときけども (8-78)

このはなしなにの事やら一寸しれん
月日ぢきもつやろとゆうのや (8-79)

このはなしどふゆう事であろをなら
かんろふたいにひらばちをのせ (8-80)

このさきハあゝちこゝちにみにさハり
月日ていりをするとをもゑよ (8-81)

きたるならわがみさハりとひきやハせ
をなじ事ならはやくそふぢふ (8-82)

そふぢしたところをあるきたちとまり
そのところよりかんろふだいを (8-83)

したるならそれよりつとめてをそろい
はやくかゝれよ心いさむで (8-84)

こればかりどこたづねてもないほどに
これにいほんのしんのはしらや (8-85)

これさいかたしかみへきた事ならば
とんなものでもをそるものなし (8-86)

なにゆうもしんぢつなるのしよこふが
みゑん事にわあとのもよふを (8-87)

とのよふな高いところのものやとて
ぢうよしだいにはなしするなり (8-88)