「おふでさき」第13号
冒頭の各項目は『おふでさきのしおり』を参考に記述しています。
1.御執筆開始年月
明治十年(推定)
2.お歌数
120首
3.特徴
第二号よりも一段とたすけつとめについて詳しく説かれ、且つ月日しりぞくの意味も、身の内の守護がとどまるとの解釈と共に、教祖がお姿をかくされる事を意味され、刻限の到来と共に、ぬきさしならぬ気持ちを強く感じる
4.要点
①たすけつとめの急き込みと親神のはたらき 1~8
②人間心を去り、教祖のお話通りたすけつとめにかかれ、教祖の話を打消せば月日しりぞく 9~14
③教祖のお話に耳をかさせる為の意見 15~20
④陽気づとめとほこりの掃除 21~27
⑤元はじまりの理と立教 28~31
⑥ざんねん、りいふくをはらした後の道 32~40
⑦一れつは兄弟姉妹、身上は月日かしもの 41~51
⑧つとめの理と高山の支配 52~58
⑨教祖のお話を信じなければ月日しりぞく、信ずれば心通りのたすけ、立毛、肥の守護間違いなし 59~72
⑩親神にもたれ、教祖を信ぜよ、親神は世界の人々を澄ます事をせきこんでいる 73~83
⑪口だけの話ではなく実を現す 84~90
⑫人間思案を去って親神の自由自在の守護を理解せよ 91~95
⑬親神の守護の力 96~99
⑭心次第の守護…立毛に伴う水の守護、ほうそせんよのまもりつとめ、やまず、しなず、よわらずの証拠守り、雨乞 100~120
5.内容
第十三号 四月廿八日九どきより
一けふまでわなにかしんばいしたなれど
あすにちからわをふくハんのみち (13-1)
いまゝでハどんななんぢうなみちすちも
みへてあるからことわりばかり (13-2)
このさきハたしかうけやう月日にハ
どんな事でもあふなきハない (13-3)
たん/\とどんなはなしをきいたとて
せかいたのしめ月日はたらき (13-4)
これからわ月日でかけるはたらきに
なにをするともたれもしろまい (13-5)
にち/\にせかいのところみすませば
一れつこどもいぢらしい事 (13-6)
月日にわたん/\どんな事でもな
たすけるもよふせくはかりやで (13-7)
これまでハことわりはかりゆてをいた
もふこれからハことハりわない (13-8)
五月五日
けふまでわなにもしらすににんけんの
心ばかりでしんはいをした (13-9)
これからハ心しいかりいれかへて
神にもたれてよふきつとめを (13-10)
したるならそのまゝすくにしいかりと
りやくあらわすこれをみてくれ (13-11)
これさいかたしかりやくがみへたなら
あとわいつてもみなかんろふだい(13-12)
このさきわ月日一どふゆうた事
どんな事でもそむきでけまい (13-13)
月日よりゆうたる事をけすならば
すぐにしりぞくしよちしていよ (13-14)
いまゝでハうちもせかいもしんちつの
心にわかりさらにないので (13-15)
月日にハ大一これがざんねんな
なんとこれをばすましたるなら (13-16)
この心どふしたならばわかるやら
なんてもいけんせねならんで (13-17)
いけんでも一寸の人でわないからに
をふくのむねがこれわむつかし (13-18)
いかほどにむつかし事とゆうたとて
めへ/\のこどもいけんするぞや(13-19)
このもよふどふしたならばよかろふぞ
なんでも神のさねんあらわす (13-20)
にち/\に神のむねにハたん/\と
ほこりいゝばいつもりあれども (13-21)
このほこりそふぢするのハむつかしい
つとめなりともかゝりたるなら (13-22)
心さいしんぢつ神がうけとれば
どんなほこりもそふぢするなり (13-23)
いちれつのむねのうちさいすきやかに
そふちしたてた事であるなら (13-24)
それからわせかいぢううハきがいさむ
よふきづくめにひとりなるぞや (13-25)
しかときけ高山にてもたにそこも
みれば月日のこどもばかりや (13-26)
にんけんも一れつこともかハいかろ
神のさんねんこれをもてくれ (13-27)
これまてハどのよな事をみたとても
神のほふにハぢいとみていた (13-28)
このたびわもふひがつんであるからな
どんな事でもみなゆうほどに (13-29)
月日にわせかいぢううをみハたせど
もとはじまりをしりたものなし (13-30)
このもとをどふぞせかいへをしへたさ
そこで月日があらわれてゞた (13-31)
このたびの月日ざねんとゆうものわ
よいなる事でないとをもゑよ (13-32)
月日にハこのしんぢつをせかへぢうゑ
どふしてなりとをしへたいから (13-33)
それしらず月日ゆう事みなけして
あとわにんけん心はびかる (13-34)
このさきハ月日のざねんりいふくを
みなはらすでなこれがしよちか (13-35)
月日にもざねんりいふくはらしたら
あとハめづらしみちをつけるで (13-36)
このみちハどふゆう事にをもうかな
よろづたがいにたすけばかりを (13-37)
せかいぢうたがいにたすけするならば
月日も心みなひきうける (13-38)
月日にも心ひきうけするからわ
どんな事でもはたらきをする (13-39)
はたらきもどふゆう事にをもうかな
善とあくとをわけるばかりや (13-40)
十六日より
けふまでわどんなあくじとゆうたとて
わがみにしりたものハあるまい (13-41)
この心神がしんぢつゆてきかす
みないちれつわしやんしてくれ (13-42)
せかいぢういちれつわみなきよたいや
たにんとゆうわさらにないぞや (13-43)
このもとをしりたるものハないのでな
それが月日のざねんばかりや (13-44)
高山にくらしているもたにそこに
くらしているもをなしたまひい (13-45)
それよりもたん/\つかうどふぐわな
みな月日よりかしものなるぞ (13-46)
それしらすみなにんけんの心でわ
なんどたかびくあるとをもふて (13-47)
月日にハこのしんぢつをせかいぢうへ
どふぞしいかりしよちさしたい (13-48)
これさいかたしかにしよちしたならば
むほんのねへわきれてしまうに (13-49)
月日よりしんぢつをもう高山の
たゝかいさいかをさめたるなら (13-50)
このもよふどふしたならばをさまろふ
よふきづとめにでたる事なら (13-51)
この心たれがゆうとハをもうなよ
月日の心ばかりなるぞや (13-52)
このつとめ高山にてハむつかしい
神がしいかりひきうけをする (13-53)
このたびわどんな事でもしんちつに
たしかうけやいはたらきをする (13-54)
神がでゝせかいぢううをはたらけば
どんなつとめもこハみないぞや (13-55)
しかときけ高山やとてたにそこを
まゝにしられた事であれども (13-56)
これからわ月日かハりにでるほどに
まゝにしよならすればしてみよ (13-57)
いまゝでとなにかもんくがちがうてな
これからさきハ神のまゝやで (13-58)
月日よりあまくだりたる心な
なんの事やらたれもしろまい (13-59)
大一わりゆうけつくるをたすけたさ
こゑ一ぢよふをしへたいから (13-60)
こゑてもなどふしてきくとをもうなよ
こゝろを神がうけとりたなら (13-61)
いまゝてハしんぢつ神がゆてあれど
うちからしてもうたがうはかり (13-62)
此たびハなにをゆうてもうたがうな
これうたがへば月日しりぞく (13-63)
この事ハあくどいほともゆうてをく
これうたがへばまことこふくハい(13-64)
月日より一どふゆうてをいた事
いつになりてもちがう事なし (13-65)
いまゝでわ月日なに事ゆうたとて
みなうたごふてゆいけすばかり (13-66)
月日にハ大一これがざんねんな
なんでもこれをしかときめるで (13-67)
これからハ月日ゆう事なに事も
そむかんよふに神にもたれよ (13-68)
したるなら神のほふにもしんちつに
たしかひきうけはたらきをする (13-69)
月日にハこらほどくどきつめるから
心ちがゑばすぐにしりぞく (13-70)
しんちつに心にまことあるならば
どんなたすけもちがう事なし (13-71)
このさきハりゆけのこへをちがハんよ
どふぞしいかりしよちしてくれ (13-72)
明治十丑九月吉朔九日ヨリ
十九日より
けふからわ月日のをもう事をばな
どのよな事もみなゆいかける (13-73)
いまゝでもたいてはなしもといたれど
月日をもハくまだゆうてない (13-74)
これからハどんなはなしをしたるとも
これをかならすうそをもうな (13-75)
どのよふな事をゆうやらしれんてな
月日の心せゑているから (13-76)
この心どふゆう事にをもうかな
にほんもからもてんちくまでも (13-77)
このあいだみちのりよほどあるけれど
いちやのまにもはたらきをする (13-78)
このはなしにんけんなんとをもている
月日かしものみなわがこども (13-79)
いつまでも月日ぢいくりしていれば
いつになりてもをさまるめなし (13-80)
それゆへに月日でかけるはたらきに
とこへでるやらしりたものなし (13-81)
せかいぢう心すますとゆうからわ
一寸の事やとさらにをもうな (13-82)
どのよふな事てもめへ/\むねのうち
すましたならばあふなきわない (13-83)
たん/\と月日にち/\をもハくわ
をふくの人をまつばかりやで (13-84)
この人をどふゆう事でまつならば
一れつわがこたすけたいから (13-85)
ことしにハどんなめづらしみちすじが
みゑてくるやらこれしれんてな (13-86)
口さきでなんほしんちつゆうたとて
たれかきゝわけするものハない (13-87)
それゆへに月日このたびどのよふな
事もしんちつみなしてみせる (13-88)
どのよふな事をしたるもにんけんの
心まぢるとさらにをもうな (13-89)
月日にハあまりしんぢつみかねるで
そこでとのよな事もするのや (13-90)
いかほどのごふてきたるもハかきても
これをたよりとさらにをもうな (13-91)
このたびハ神がをもていあらハれて
ぢうよぢざいにはなしするから (13-92)
どのよふな事もしんぢつするからハ
むねのうちよりひとりすみきる (13-93)
いまゝでわ一れつハみなにんけんの
心ばかりてしやんしたれど (13-94)
このたびわどのよな事もにんけんの
心しやんわさらにいらんで (13-95)
なにもかもとのよな事もゆうてをく
なにをゆうてもうそとをもうな (13-96)
高山でとのよなものがはびかるも
このしんちつをたれもしろまい (13-97)
月日にわどんなところにいるものも
むねのうちをばしかとみている (13-98)
むねのうち月日心にかのふたら
いつまでなりとしかとふんばる (13-99)
月日よりにち/\心せきこめど
そばの心にわかりないので (13-100)
せきこみもなにの事やとをもうかな
りゆけつくれば水がほしかろ (13-101)
このはなしみな一れつの心にわ
なんとをもふてしやんしている (13-102)
月日にわ大一これをたすけたさ
そこでとのよな事もゆうのや (13-103)
なにもかも月日いかほどくどいても
まことにきいてくれるものなし (13-104)
それゆへに月日のざねんりいふくが
山/\つもりかさなりてある (13-105)
いまゝでわ月日きたらんそれゆへに
ぢいとしていた事であれとも (13-106)
このたびわもふひがつんであるからな
とんなしごともはやくかゝるで (13-107)
このさきわどのよなみちがあるとても
人をうらみなハがみうらみや (13-108)
このはなしとこの事ともゆハんでな
高山にてもたにそこまても (13-109)
どのよふな事をゆうのもたすけたさ
そこていろ/\くどきつめたで (13-110)
このさきわなにをゆうてもとのよふな
事でもあしき事わゆハんで (13-111)
しんぢつのたすけばかりをせくからに
そこでたん/\いけんしたのや (13-112)
しんぢつに心すましたそのゆへわ
たすけるもよふはやくをしへる (13-113)
このたすけどふゆう事であるならば
ほふそせんよのまむりつとめを (13-114)
またたすけやますしなずによハらんの
しよこまむりをはやくやりたい (13-115)
なにもかもよろづたすけをせくからに
心したいにどんな事ても (13-116)
一れつわみなめへ/\のむねしだい
どんな事をがかなハんてなし (13-117)
あまごいもいまゝで神がしんぢつに
なにもゆうたる事わなけれど (13-118)
)
このたびハとのよな事もしんぢつを
たづねくるならみなゆてきかす (13-119)
月日にハなにかなハんとゆハんてな
みなめへ/\の心したいや (13-120)