陽気ぐらしへの道 ~ひのきしんから陽気がみなぎる~

夫婦そろってひのきしん、これが陽気ぐらしの始まりや

「天理教教典」に

「ふうふそろうてひのきしん これがだいゝちものだねや(十一下り目二ツ)〈中略〉夫婦共々に心を揃え、日々ひのきしんに勇むところ、一入(ひとしお)そのむつまじさが溢れ出て、一家に春の明るさと和ぎが漂う。」

「第八章 道すがら」『天理教教典』78頁

と、夫婦が心をそろえて、日々ひのきしんに勇み励むことによって、家庭に明るさが現れてくるとお教えいただきます。

さらにこの文の続きに、

「一家の陽気は隣人に及び、多くの人々は、われもわれもと相競うて、ひのきしんにはげみ、世界には、一手一つの陽気が漲つてくる。かくて、親神の望まれる陽気ぐらしの世が現れる。」

「第八章 道すがら」『天理教教典』79頁

と、にちにち、「ひのきしんに励むところに一家の治まり」が現れ、その雰囲気が周囲の人々に拡がり、ゆくゆくは陽気ぐらし世界が実現されるとお教えいただくのです。

つまりこういうことです。

夫婦でひのきしんに励む

一家の治まりとなる

周囲の人も陽気になってくる

さらに陽気が広がり、ひのきしんの輪が広がる

夫婦でひのきしんに励む

このサイクルで陽気ぐらしの世が現れる。
と、お教えいただきます。

 

ひのきしんとは?

この説明にある「ひのきしん」とはなんでしょうか?
『天理教教典』には

「日々常々、何事につけ、親神の恵を切に身に感じる時、感謝の喜びは、自らその態度や行為にあらわれる。これを、ひのきしんと教えられる。」

「第八章 道すがら」『天理教教典』76頁

と、親神(神様)のお働きを身に感じた喜びから現れる態度や行為は、すべてひのきしんと教えられます。
ひのきしんの「きしん」とは「社寺等に物品や金銭を寄付すること」と辞書では説明されますが、物やお金に恵まれた人だけが財物を御供(おそなえ)することとは異なり、日々の生活の中で神様に対する捧げものとしての感謝の行いを、ひのきしんと教えられます。

道を掃除することや、
災害地における救援活動、
ちょっとした親切な行動や、
言葉によって人を喜ばせることも、
信仰の道に人々を導くことも、
姿のありようは違いますが、そこに込められた心が
生かされて生きていることへの感謝や、一日を無事に過ごせた喜びから生まれる行動であれば、
すべてはひのきしんなのです。

そう!神様に対する感謝です。
感謝からうまれる行動すべてがひのきしんなのです。

 

今回の得た学びは

「夫婦そろってひのきしんに励むことで、家族に明るさが生まれる」
「ひのきしんの喜びは周囲にひろがっていく」
「ひのきしんは神様に対する感謝の気持ちの行い」

ということですね。

ひのきしんに励むことによって、一家に明るさがうまれ、周囲の人々に喜びが広がっていく。
生かされて生きている感謝と喜びの心でひのきしんに励むことが陽気ぐらしにいたる道とお教えいただくのです。
「ひのきしんしろ~!!」って言われたら、あっ神様への感謝の心を忘れてたな~って反省させていただきましょう☆わたしも素直にそうできるようにがんばります☆

さあ、ともに教えを学んで実行し、より良い生活を過ごしてみませんか☆